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- 2011/04/06 物質文明から精神的文明へ
物質文明から精神的文明へ
2011/04/06 Wed. 23:37:33 edit
決めている、という世界観を持ったことは、僕自身の
人生の中で、一つの転機になったように思います。
前回記事:『認識』と『世界』
その後、脳のもつ潜在力や潜在意識のはたらき、
スピリチュアルな世界観や、宗教というものの本質
(宗教は結局自分を信じるための心のシステム)、
そういったものに興味が湧いて、いろいろと
自分なりに勉強するようになりました。
スピリチュアル、とカタカナにすると、ちょっと前の
ブームのせいもあって、怪しげでオカルトな印象に
なってしまうのですが、もともとの意味は、
Physical(物質的)に対する言葉としてのSpiritual(精神的)、
宗教と科学が歩みをそろえて進化してきた欧米社会の中では、
日本人が考える以上に合理的なサイエンスとして、いたって
真面目に研究されているものなのだと思います。
量子力学といった物理学の先端分野にしても、
この宇宙という物質世界の中に、観測者の『認識』
という精神的(Spiritual)なものを持ち込んで
発展した学問なわけですからね。
欧米人にしてみれば、物理学や数学、
化学や生物学といった理系の学問自体が
『神の創造物であるこの宇宙や生命、それを支配する法則』
を解き明かそうというところが出発点になっている
ので、当然といえば当然なのかもしれませんね。
日本人の感覚からすると、理系とオカルト、
スピリチュアルは相反するもの、というイメージ
だったりしますが、ノーベル賞を受賞するような
欧米の理系学者たちは、実は敬虔なクリスチャン
だったり、ユダヤ教徒だったりするのです。
彼らの中では矛盾はない、ということなんでしょうね。
日本という国は、特定の宗教の影響を受けていない、
世界的に見ても珍しい、宗教的にフラットな環境にあります。
だからこそ、宗教を迷信やオカルトと捉えず、
争いや差別を生むような宗教の負の側面抜きに、
宗教というものが人の人生に与えるプラス面の
エッセンスを、真面目に科学的に研究するような
ムーブメントが起こってもいいんじゃないかと思いますね。
アメリカのキリスト教の中から、ニューエイジや
ニューソートという形で、そういった宗教科学とも
いえるようなムーブメントが起こって、それが輸入
されたものが、日本のスピリチュアルであったり、
成功哲学だったりするわけですが、もともとキリスト教や
ユダヤ教から出てきたものなので、宗教的な背景がない
人にはピンとこない部分もあるように思います。
僕が勉強してきた範囲でいえば、Spiritualな
世界観というものは、現代科学の水準でも、
それなりに納得のいく説明ができるように思いますね。
今までは、精神論や根性論みたいに、旧時代の
メンタリティとして片付けられてきたものを、
もっと理性的に、科学的に追究できるのです。
そういう、世界観や生命の本質、人生を豊かにする
ための知恵を学ぶような学問分野が育ち、大学などの
高等教育機関で研究されるようになっていくとおもしろいですね。
本来、教育・学問といったものは、人生を豊かに
するために存在するものだと思うので。
無宗教の日本人であっても、成功者の話を聴くと、
そこには何かしらのSpiritualなエッセンスが見られます。
現実的なビジネスの世界で成功している人たちも、
自分の運命や、この世界に何か目に見えない大きな力が
はたらいていることを信じていたり、人々の思い、
思考や感情といった形のないものが大切だと、
自分自身の経験を通して得た知恵として語っているのです。
それを単に、ありがたい話とか、その人個人の信念や
考え方というレベルで片付けるのではなく、もっと広く
人々の人生に役立てられるように、体系化していくのです。
よくよく考えてみれば、今回の震災でも海外から
喝采を受けたのは、日本人の道徳心や倫理観という
メンタリティ、Spiritualな部分だったわけです。
欧米から借りてきた学問を後追いでなぞるのではなく、
日本独自の発想で、精神的な学問分野を完成させれば、
本当に世界から尊敬を集めるような国になれるのでは、
と、現時点では妄想に過ぎませんが、ちょっと未来に
期待をしてみたくなりますね。
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