『認識』と『世界』
2011/04/05 Tue. 23:38:18 edit
僕自身の世界観の軸にもなっていることなので、
多少の加筆編集を加えて再度書き綴ることにします。
※この記事の元ネタをmixi日記に書いたのは、
2009年の秋頃。
加筆修正して旧ブログにUPしたのは
2010年の11月初め。
『覚醒』よりも前に書いたもので、加筆修正
したのも『目覚めの実感』を得る前なので、
今とは考え方・認識の違う部分もありますが、
そのままにしています。
最近の記事と比べ、認識の変化というものを
観察して参考にして頂けたらと思います。※※
あなたは、自分が生きているこの世界を、
一体どのようにとらえていますか?
普通、多くの人にとっては、世界(絶対的な現実世界、
いわゆる宇宙とかこの世、物質世界と呼ばれるもの)が
あって、その中に一人ひとりの人間や動物、その他の生命や
非生命体が存在している、という認識ではないでしょうか?
端的に言うと、『世界』があってその中に
『自分』が存在する、というイメージです。
僕自身も子どもの頃からずっとそう考えてきたのですが、
ちょうど今から3年ほど前に、その認識が覆りました。
別に特別な何かを体験したわけではないのですが、
いろいろな本を読んだり、人の意見を見聞きして、
自分なりに考えた末に、ふと気づいた、というかんじです。
それは、『世界』があって『自分』がいるのではなく、
自分の『認識』があって初めて『世界』が定義される、
ということです。
言い方を変えると、自分の『認識』できることが
『世界』のすべてになるということです。
多くの人にとって普通に考えられている『世界観』
からすれば、奇妙に思えるかもしれません。
世界人口の約70億分の1に過ぎない『自分』、
広大な宇宙の中では海岸の砂一粒よりもはるかに
小さな存在に過ぎない『自分』の中の『認識』が
『世界(宇宙)』のありかたを決めている、
ということですからね。
ですが、実際、一人の人間にとって『現実世界』
というのは、その人自身の『認識』というレンズ
(フィルター)を通して構築されるものです。
この世の誰一人として、現実世界を『あるがままに』
『客観的に』認識できる人はいないのです。
(ブッダのように『悟りの境地』に到達した人なら
可能なのかもしれませんが、ここでは一般人という前提で)
詳しく言うと、人は感覚器官や自分自身の意識
(顕在意識 ⇒ 自覚している意識・自我)を通して、
この現実世界にあるものを『認識』しています。
目に見えるもの、耳に聞こえるもの、手に触れるもの、
自分の身にふりかかる出来事は、すべて自分の認識
(五感や意識)があるからこそ、自分が感じている
ように感じることができるのです。
そう気づくと、実は現実世界(人にとっての外部環境)
の在り様というのは、それほど重要なことではなく、
それよりもむしろ、自分自身の『認識』の方が、
自分にとっての『世界』を決定付けるのに、
はるかに重要であることがわかります。
レンズとかフィルターという言葉を使いましたが、
これは言い方を変えると、その人自身の考え方の習慣
(信念)とか固定観念、先入観とかにあたるものです。
僕はよく『自分の軸』『信念のレンズ』
という言葉で表現したりします。
例えば、身長170cmくらいの人がいたとします。
その人を見て、背が高いと思うのか、低いと思うのかは、
観察している人のレンズに依ります。
何かに失敗して『自分はダメな人間だ』と思うのか、
『いい勉強になった、次はがんばろう』と思うのかも、
その人のレンズ次第です。
『失敗すると次もダメだろう』という考え方が習慣になって
いる人は、『失敗は成功の素』という信念を持っている人とは、
同じことを経験したとしても、受け取り方がまったく違ってきます。
人を見て、ダメなところばかり探してしまう人と、
誰に対してもいいところを見よう!と接する人では、
世の中の見え方が大きく違うはずです。
そして、これが重要なところなのですが、時間とともに
その人の周りの『実際の現実世界』も大きく変わっていくのです。
ここで肝心なのは、人は誰でも、自分のレンズの性質を
自分で選択する自由を持っている、ということです。
この『選択の自由』は、進化の果てに
『自我(顕在意識)』を得ることのできた、
人類だけに与えられた素晴らしい権利といえます。
また、この『選択の自由』は『責任』という
言葉でも表現することができます。
人間だけが、自分の生命、人生に対して責任を
持って生きることを許された存在、と考えることもできます。
『7つの習慣』でいうところの
『自己責任の原則』というものですね。
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『自分を変えれば世界が変わる』というのは、
もしかしたら、ありきたりで新鮮味のない言葉かもしれません。
ですが、真剣にその意味するところを吟味し、
自分自身の経験に照らし合わせて深く理解してみよう
と考えてみたことはありますか??
知らず知らずのうちに、自分の『世界』を
曇らせるようなレンズを使っていませんか?
『信念のレンズ』は自分で自由に選ぶことが
できるのですが、他人の価値観によって
曇らされることもよくあります。
いわゆる社会通念・常識というものです。
『世の中そんなに甘くない』
『人生はつらく苦しいものだ』
『自分は大したことのない人間だ』
『人を信用するとだまされる』
『夢を見なくなるのが大人になるということだ』
『正直者はバカを見る』
『金持ちは搾取している』
『悪いことでもしないとお金なんて稼げない』
『男と女なんてしょせん理解しあえない生き物だ』
『世界は悪い方向に向かっている』
『不況なので就職に不利だ』
これらは、そう信じる人にとっては真実になります。
ですが、そういう世界に生きることを選択している
のは自分自身だと気づくこともできます。
人間は誰しも、自分の見たいように世界を見て、
自分の生きたいように自分の人生を生きることができるのです。
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コメント
1. とてもわかりやすいです
『自分』の『認識』が『世界(宇宙)』のありかたをきめている
そうか!
そのとうりですね!
どんな本より
Yoshiさんのブログ、わかりやすいです。
2. Re:とてもわかりやすいです
>イサリさん
ありがとうございます^-^
ものすごい最高のほめ言葉ですね!
このことは、僕にとってまさにパラダイムシフトな
気づきの経験でした。
3. 無題
言い方を変えると、自分の『認識』できることが
『世界』のすべてになるということです。
面白いです。
確かに。結局はその通りなんですよね。
昔、面白い講演を
聞いたことがあります。
『人生は思い通りになんてならない』と言う人が居ますよね。私は人生は自分の思った通りに成ると思っています。
そんなことないよ!って人居ますよね?だって思い通りになんてならないって、、、
そう。ね?思ってるでしょう?だから、やっぱり思い通りになってるんです。だから、どう思って生きて行くかが、人生とても大切なんです
と。。。
長文失礼しました
2011/04/07 00:00 * edit *
4. Re:無題
>☆さん
コメントどうもありがとうございます^-^
多分、思春期を経て自分を客観視できるように
なると、頭の中に『常識の壁』みたいなものができて、
『世界があって自分がいる』という考えの中に
とらわれてしまってしまうのかもしれませんね。
その講演の通り、『そんなはずはない!』って
思う人は、実際に『そんなはずはない!』って
思い込み・固定観念にとらわれてるだけだったり
するんですよね。
ちょっと屁理屈っぽいけど納得できると、
世の中の見え方が変わりますね。
5. こんにちは!
ほんと、その通りですよね。
私も、ある日、ふと、
結局、自分の頭の中にしか、世界ってないんじゃないか!?と思うようになりました。
自分が思う世界しか、この世界には存在しませんよね。
そこがわかると、少しだけ(かなり!?)人生がスムーズになりますね。
人との争いも少し減るように思います。
6. Re:こんにちは!
>fuuumiさん
はじめまして!コメントありがとうございます^ー^
最近、こういうことに気づいていて話の通じる
方が増えているように思います。
僕自身もこの数年で認識が変わった部分ですし。
世の中が大きく変わり始めてるのかもしれませんね。
7. ペタしてくださってありがとうございます。
ミチルです。ペタっていただいてありがとうございました。
アタマで考えない、ハートで観てハートに思う・・・
すごくアバウトで抽象的にしか表現できませんが、きっとそういうことなんでしょうと思います。
私の場合「やるか、やらないか」を自分に問うた結果、ヒーラーになりましたが、これも自分の魂が決めてきたことであり、また通過点でしかありません。
8. Re:ペタしてくださってありがとうございます。
>ミチルさん
コメントどうもありがとうございます^-^
ミチルさんのおっしゃること、よくわかります。
ハートの声を聴いて、それに素直に従えるように
なると、人生の展開のしかたが変わりますよね♪
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2017/01/02 20:38 * edit *
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