他人は自分自身を映す鏡
2011/04/14 Thu. 23:06:38 edit
のブログ記事を読んで、思うところがあったので
今日はそれを書き綴ります。
罪を憎んで人を憎まず、の続きです。
http://ameblo.jp/aiiro161true/entry-10860146788.html
『人は他人に自分自身の投影した姿を見る』
というのは旧ブログでも扱った
ことのあるテーマです。
他人のどこに関心を向けるのか
http://0329yoshi.blog136.fc2.com/blog-entry-48.html
ちょっと繰り返しになっちゃいますが、
言葉を変えて考えてみようと思います。
自分の身の回りの人のイヤな面や欠点を見たり、
気に入らない言動をとられたとき、誰でも少し
ネガティブな気分になってしまいますよね。
ここで思うのが、そのネガティブな気分って、
一体どこから来るんだろう、ってことです。
よくよく考えてみるとわかることですが、
ネガティブなイヤな気分というのは、別に、
気に入らない言動を自分に見せたその相手が、
自分の心の中にねじ込んでくるわけじゃないんです。
どんなに影響力のある人間であっても、
他人の心の中を直接変えることはできません。
そう、つまり、ネガティブな気分というのは、
いついかなる時も、どういうことが原因になって
いたとしても、自分自身で自分の心の中に
つくりだしているものなのです。
潜在意識的に言うと、人は他人を通して、
自分自身の投影された姿を見ています。
自分から見て許せない、相手のイヤな面、
欠点、我慢できない言動というのは、実は、
潜在意識の中にある、自分自身のイヤな面、
自分にとって許すことのできない部分の
投影だというのです。
ちょっと釈然としないところもあるかも
しれませんが、こう考えてみましょう。
相手が同じ行動をとっていても、それを見ている
人によって、気になったり気にならなかったり
すること、ってありますよね。
それは、見ている方の人の性格や、
相手との人間関係など、そういうところに
理由をもってくることもできます。
ですが、相手の姿を、自分の『認識』を通して
受け取った結果、自分の中の何かと反応して、
ネガティブな気分が生まれる、という見方もできます。
つまり、ネガティブな気分の種(原因)というのは、
自分自身の心の中にある、ということです。
目に映る他人の姿は、それを膨らませるきっかけに
なるだけで、本当の原因は自分の心の中にあるのです。
さて、原因がわかったところで、その対処法を、
ということですが、理屈がわかっても
簡単なことではないですね。
ただ、本当の原因ではない相手の方に
意識を向け、相手を変えようとすることが
賢明でないことも確かです。
問題の原因が自分の心の中にあるとわかっても、
その問題自体に意識を向けること、
ネガティブな気分を収めようとして、
そこにフォーカスするのもよくありません。
ユングの『抵抗するものははびこる』の言葉通り、
ネガティブな気分に意識を向けることは、
その気分に力を与えることになるのです。
旧ブログでは、良い側面にフォーカスする習慣が大事、
ということを書きましたが、実際のところ、
一度ネガティブな気分になってしまったところで、
ムリにポジティブに考えようとしても、なかなか
難しかったりします。
ここで、一つワンクッションをはさむことが
必要なのかな、と思います。
それは、相手の行動を受けてネガティブに
なってしまった自分自身を認め、受け容れる
ということです。
ネガティブになってしまうのも人間なんだから
しょうがない、ってかんじです。
ポジティブに考えることが大事だ、とか
引き寄せの法則を知ってる人にありがちなのが、
ネガティブになった自分を責めてしまうことです。
感情や気分というものは、プラスであっても
マイナスであっても、そこに意識を向けると
膨らんでいってしまいます。
なので、それを当たり前のこととして受け止め、
落ち着けてやる、というイメージです。
気分を落ち着けるというのは、その感情から
エネルギーを奪うということになります。
怒ってしまうことがあったら、深呼吸してみる、
とか、イヤなことを言われたら笑顔を返してみる、
という対処法がありますが、深呼吸するというのも、
笑顔をつくるというのも、ネガティブな感情から
エネルギーを奪うのに有効なテクニックですね。
身体と心はつながっているので、頭であれこれ
考えるよりもかえって効果的だったりします。
そうやって、一旦ネガティブでもポジティブでも
ない中間的な状態(ゼロの状態)になるのです。
すべての経験は成長のための学びの機会だと
考えれば、ネガティブな感情が生まれるのも、
何らかの学びの機会になっているはずです。
他人の言動を見て、不愉快になったりネガティブに
なってしまう人は、その他人がいなくなっても結局、
別の人の言動を見て、不愉快になったり
ネガティブになってしまうのです。
原因が自分の中にあるとわかれば、
『この学びの機会を生かして、他人のこういう言動を
見てもさらりと受け流せるような人間に成長しよう』
と考えて、自分の中に生まれたネガティブな気分を
深呼吸や笑顔で落ち着かせることに集中した方が、
よっぽど建設的ですし、今後の人生にも生かせるわけです。
そして、『人間は習慣の動物』なので、
そうやって気分をすぐに落ち着かせる習慣を
身につければ、他人の言動にあまり動じない、
器の大きな自分になっていけるというわけですね。
最近の震災や原発問題にまつわる(それに関わらずですが)
政府関係者とかのグダグダな対応も、自分の人間修行の
ための機会ととらえれば!・・・やっぱり難しいですかね・・・
まあでも真面目な話、世の中の人たちがそういう
他人を赦せる広い心を持てれば、世界は大きく
変わると思ってます。
そして、『共感力』に優れた日本人が
果たせる役割も大きいはず、とも思ってます。
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コメント
1. 無題
阿部さんのブログから来ました。
阿部さんの講演会には、行かれることは、ありますか?
2011/04/15 07:43 * edit *
2. Re:無題
>mariさん
はじめまして!コメントありがとうございます。
阿部さんのことを知ったのがつい最近なので、
講演会にはまだ行ったことはないです。
でも、少し興味はありますね。
3. 無題
講演も、楽しいですが、参加されてる方も、楽しいですよ。
2011/04/15 20:29 * edit *
4. Re:無題
>mariさん
機会があれば参加してみたいですね^-^
5. 赦す
実は今日までブライベートで海外に行ってまして、今はさっき日本にもどって来たところです。
早速Yoshiくんのブログをチェックしました。
他人の嫌なところを赦すのって、本当に難しいですね。
個人的には特に子供にして欲しくない事をされろと、すぐに怒ってしまいます。後で怒りすぎたと後悔するんですが、その場はついカッとなってしまって怒ってしまいます。
他人の行動が嫌になるのは、逆に自分の中に嫌なものがあるという発想は、まさに目から鱗で、かなり為になりそうです。
早速、子供も自分も赦せるように頑張ってみたいとおもいます。
6. Re:赦す
>Deeさん
子どもの場合は人格形成とか親子関係に結構
影響があるので難しいところですね。
近親者は特に感情的になってしまいがちなのも。
なにかしらの参考になれば幸いです^-^
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