世界を変えるエネルギー
2012/02/13 Mon. 19:15:00 edit
すべての存在・現象は複雑に関わりをもち、
その因果関係は、単純に点と点を線で
結ぶようには観ることはできません。
因果関係をリニア(直線的)に結ぶのは、
人間の顕在意識(マインド)がつくる
『錯覚』に過ぎないということです。
そうやって複雑につながり、関係性に結ばれ、
お互いがお互いの存在を支えあう、
この世界の中で、それぞれの存在・現象は、
『機能』『役割』というものを果たしています。
この『機能』『役割』は、言葉を変えて表現すると、
『使命』『志』『在り方』と呼ぶことができます。
そして、この世界の中で、人間だけが、
自らその『在り方』を変化させる力を与えられました。
この力のことを『理性』と呼ぶことができます。
その他のすべての物質、生物、動物たちは、
与えられた『生命』とその『役割』に
抗うことなく、ただ全うします。
人間も『機能』『役割』を全うすることに
違いはないのですが、自然から離れた自意識、
『自我』という分離意識をもち、
その高度な意識をもって、『生命』というものを、
そして与えられた『機能』『役割』というものを、
客観的にとらえながら『経験』する存在なのです。
そして、その『自我』とともに与えられた
『理性』という力によって、自らの『機能』
を進化させることができるのです。
だからこそ、人類が生まれる以前と生まれた以後とでは、
ものごとの変化のスピードが大きく変わったと言えます。
人間はその『自我』と『理性』によって、
いろいろなものを生み出し、他のどんな生命体にも
経験することのできなかった世界をどんどん創造してきました。
ですが、だからといって、人間が『自然の摂理』を
超えた存在である、という意味にはならないのです。
人間の『自我』『理性』の進化による、
この世界の変化も、あくまで『自然の摂理』
にそったものである、ということです。
人間の『自我』『理性』が受けとる、
自分の『個性』を変えよう、
『在り方』を変えよう、
というエネルギーは『自然』からやってくるものです。
『自然の摂理』のエネルギーは、『快』『不快』
というカタチで、人間の意識を通して流れ込んできます。
それが、『快』を追求する『モチベーション』
というエネルギーになったり、
時には、『不快』から逃れようとする
『破壊的』なエネルギーにつながったりします。
このように、『自然の摂理』から流れ込むエネルギーは、
人間という存在、『器』を通して、大きく増幅されて、
再び世界へと還っていきます。
このようなエネルギーの循環が世界を絶えず、
流転・変化させ続けているのです。
人間の自我意識は、その摂理の中で、『個の主観』
によってものごとを観察・評価・解釈しています。
そして、その『主観』が人間の行動を変え、
エネルギーのはたらきを変え、世界に届けるのです。
物質を構成する『元素』はその性質(機能)を
変えることなく、常に別の『元素』と反応して、
なんらかの変化を起こします。
人間以外の他の生物は、自らに与えられた
『生命』やその自然の中での『役割』に
疑問を抱くこともなく、
そもそも、自らの『生命』を自覚すること自体なく、
ただ、その『機能』『役割』を全うします。
人間だけが、『自我というプログラム』によって、
自分の『生命』や『役割』に『意味』というものを与え、
また、それを自ら『変化』させるという
権利を与えられているのです。
人間に与えられた『自我』『理性』というギフトは、
『生命』というものに『解釈』『評価』を与えること、
自らの『生命』をどう使うのかを選択すること、
この二点に関する、二つの『自由』を与えられている、
ということができます。
つまり、あなたには、自分がどういう人生を創造するのか、
そして、その人生に対して、どのように感じるのか、
を『自由』に選択できる権利があるということなのです。
人間は、『自然の一部』でありながら、
『自我というプログラム』を操縦して、
『客観的』に人生を自由に創造し、
それを楽しむことのできる存在だ、
ということができますね。
そういう唯一無二の存在としての人間、
その『生命』を与えられたこと、
その意味をしっかりかみしめ、味わいたいですね。
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コメント
1. 無題
自我をプラスに働かせようとマイナスに働かせようと、人間は、自然によって【生かされている】んですね…
むぅ… (~_~メ)深いです。
自然が許し、穏やかに見守ってくれる範囲で、
伸びやかに使命をまっとうし、
自我で、より良く脚色したいです。
2. Re:無題
>フルネーム。さん
コメントどうもありがとうございます^-^
自然との『調和』こそが自分の喜びだ、
『機能』を全うすることこそが喜びだ、
ってことがわかっていれば、自然からの
『分離』にとらわれることはないと思いますよ♪
そこの理解が一番大事だったりしますからね^-^
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