ビジネスとスピリチュアル

引き寄せの法則やスピリチュアルな知識というものは、
『現実的』にとらえていく必要があります。


どちらも、『人間社会』の中で、
望む現実を創るための知恵なのです。



思考が現実化する、ということを考える上で、

もし、あなたが人間社会から隔離された無人島で、
一人で暮らしている図を想像してみてください。




あなたが、いくら望んだところで、
現金や愛するパートナーとの出会いを
引き寄せることはできないでしょう。


あなたにできるのは、無人島という世界の中で、
自然と調和し、幸福に生きていく、という選択です。




このお話は、いろいろと示唆に富んでいます。


先日、配布したレクチャー音声、
『認識と世界観』でも語りましたが、

そもそも、引き寄せの法則も、スピリチュアルも、
分離意識である自我の観点からの世界観では
正確にとらえることのできないものです。



人間は、自分の認識する自分の世界の中で、
自分以外の存在と関わり合いながら生きています。


『引き寄せ』というものは、その『関わり』
『つながり』『縁』によって生まれるものなのです。



先日の記事でも語ったとおり、この辺りの
詳しいことは、オーディオセミナーで
しっかり語るつもりですが、


参考記事：引き寄せは不思議な力で起こるのではない


とにかく、引き寄せは、目には見えないけども、
いたって当たり前のメカニズムで起こることです。



そういった『関わり』を有効に機能させるためには、
人間に与えられた心、精神性を高める必要があります。


スピリチュアルとは、そのためのツールであり、

自分の心と向き合いながら生きる、
毎日の習慣であり、日々の実践です。



ただ、スピリチュアルは誤解され、
自分の心『だけ』に向き合うワナに陥りがちです。


ともすれば、内にこもり、小さな我としての
自分の心だけにフォーカスしてしまうのです。


『思考は現実化する』で言う思考とは、
自我の思考、顕在意識の思考（マインド）の
ことではない、ということには注意が必要です。



あなたが受け取る現実は、小さな我としての
あなただけの望みが反映されているものではなく、

あなたを中心に縁でつながる、『大きな我』
の総意として生み出されているものなのです。



ビジネスという言葉も、まだ少しイメージ的に
誤解されているところもありますが、


ビジネスの本質もまた、心を知ることです。


ビジネスで『本物』の結果を出すためには、

他人の心を知ること、そして、自分の心を知って、
自分を律して大量の行動をとることが必要です。



これは、同時にスピリチュアルな成長、
意識の進化のための実践トレーニングと
しては、もってこいだと言えます。


宗教的な修行、職人としての修練などに比べると、
ビジネスの世界ではスピード感が早く、密度が濃いため、
短期間で心が磨かれる、という利点もあります。



これは事実だと思います。

長年の修行を修めた宗教家や偉大な職人という
人たちを否定するわけではありませんが、

ビジネス界にはスピリチュアル的に劣る人しか
いないのかと言えば、まったくそうではないのです。



スピリチュアルの価値を知り、
ビジネスで心を磨く行動習慣を身につける。


これが新しい時代の、
New Typeな覚者の在り方なのかもしれません。




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