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Libertyze (リバタイズ) 〜進化した自己啓発メソッド〜

ブログタイトルの”Libertyze”(リバタイズ)とは、自由(Liberty)と『〜化する』『〜にする』という意味の接尾語(-ize)を組み合わせた造語です。このブログでは、進化した自由人であるLibertarist(リバタリスト)になるためのメソッドをお伝えしていきます。

状況・背景(コンテキスト)に目を向けよう

 
記事更新のペースを下げる、とか書くと、
書きたいネタが浮かんでくる。

不思議なものですね(笑)



さて、今日は、今読んでる本の内容から
の考察、みたいなネタになります。


急に売れ始めるにはワケがある
マルコム・グラッドウェル著






とある教材の中で紹介されてたので、
買ってみた口コミやマーケティングに関する
本ですが、なかなかに深くておもしろいです。


今朝も読み進めてて、『背景の力』という章
を読み終えたんですが、いろいろと考えが浮かんで、

『これはアウトプットせねば!』と思ったので、
ブログ記事としてシェアすることにしました。


ここで述べられてるのは、要は、
スピリチュアル系でお決まりの、


人生はカルマによって支配されている


という大前提の『否定』です。



個人的な生い立ちや人生経験で形成された
その人の『個性』『性格』というものとは関係なく、


『状況』によって、人の反応や行動は変わるのです。



書籍内では、1984年にニューヨークの
地下鉄車内で起こった発砲事件を採り上げて、

被害者となった人間、加害者となった人間が、
個人的な背景として持っていた経歴や生い立ちではなく、


当時のニューヨーク地下鉄の状況、
犯罪の巣窟となっていた背景的な環境こそが、

この事件の発生を生んだ要因だ、


つまり、加害者の青年が、他人に銃を向けて
『発砲』するという行動をとった原因だ、

ということを、さまざまな実験結果を交えて、
論証していってます。



人間の心理には、性格特徴を過大評価し、
状況や背景の重要性を過小評価する、
という
特性がはたらいています。


たとえて言うなら、成功している人は、
その人の個人的な能力によって成功した、


と観て、


その人が、どういう状況や背景の中に
身を置いたから成功したのか?


という部分にはなかなか目を向けない、


という風にも解釈できます。



ある人がいて、その人が正直者であるか、
犯罪者になる素養を持つかどうかは、

個人のパーソナリティの問題だと観る
傾向にある、とも言えます。



でも、実際は、すべての人が、
正直者だったりウソつきだったりするし、

社会のルールを守る、という要素と、
犯罪者になる可能性を同時に持っていたり、

そういう複雑な多様性によって人間
というものは構成されているのです。


その多様性の中から、どんな性格が引き出される
のかは、その人が身を置いている状況・背景
に依存するところが大きい、というわけです。


戦前の日本の国民は、個別に観ていけば、
戦争好きだったワケでもなかったはずなのに、

国中を支配する『状況』によって、
人々は戦争という『選択』を行いました。


ナチスに熱狂していた人々も、個人レベルで観れば、
非人道的な性格ではなかったはずなのに、『状況』
の中で、ああいった行為が引き出されたのです。



大事なポイントは、

自分が身を置く状況や環境の重要性を、
人は過小評価してしまう、
という事実です。


ビクター・フランクルは、どんな状況であっても、
『選択の自由』は奪い去られることはない、

と語りました。


僕も、そこが人間の精神の最も素晴らしく、
美しいところだと思ってます。



ただ、それを美化し過ぎてもいけないんです。


確率論的に言えば、劣悪な環境、劣悪な状況が、
劣悪な人間性を生み出してしまう可能性は
間違いなく高くなる、
ということです。


だから、『意図的に環境を変える』ということが、
ものすごく大事なことなんですね。


内観ばかりして、自分の心とだけ向き合うのは、
明らかに効率が悪いんです。



スピリチュアル系の方、自己啓発マニアの方、
心当たりはありませんか??


どんなに優れたメソッドと出会って、
それを使って内観を進めていっても、

気づいてみたら、いつもの日常の中に
舞い戻ってしまってませんか??



それは、同じ『状況』に身を置いてるからなんです。
同じ『状況』からは、同じ傾向の『反応』しか生まれません。


向上心のない人に囲まれる状況の中で、
自分だけががんばって前を向こうとしても、

それはムリというものなんです。


『背景の力』を過小評価してはいけません。


自分を変えたいのなら、同時に、自分を取り囲む
状況や環境、つまり『現実』を変えることが必要です。


この辺りの詳しい話は、僕のオーディオセミナーでも
がっつり語っていることと重なりますね。



この『背景の力』に着目すると、

いろんな『常識』が実は正しくない、

ということにも気づいていけます。



個人の性格や個性というものは、
その人が『絶対的』に持っているものではなく、

その場の状況・背景によって決まるのです。



ダメな自分を変えたい、と自己評価を低く
して、常に自分を責めてしまう人がいます。


でも、その『ダメさ』は個人的な問題
として生まれているワケではなく、

『ダメな自分を選んでしまう状況』の中にいるから、
そうなってしまってる、というだけのことなんです。



状況が変わってしまえば、あっさり変わるものなんです。



あなたの中には、『ダメなあなた』
『素敵なあなた』が、同居しています。


『素敵なあなた』を出せる状況に身を置けば、
あなたは自然に『素敵なあなた』に変わるんです。


僕がオーディオセミナーで語っている、

恐れと向き合い、それを克服し、勇気を出して、
新しい環境に踏み出せば、その状況に応じた
新しい自分になれる、
というのと同じことです。



きっかけは些細なことなんです。


たとえば、『遅刻しそう』という状況が、
心の温かい親切な人を、

困っている人を見過ごす冷淡な傍観者に変えてしまいます。


人は日常的な『状況』にたやすく反応してしまう動物なんです。



また、現実的に豊かでない人の多くは、
他人に『与える』ということを、現実として
実践できない、
ということも言えます。


これも大事なポイントですね。


きれいごとを言ってないで、自分が現実的に
豊かになる道を模索しないと、本当の意味で
『与える存在』にはなれないんです。



現世的な利益を否定する精神論者は、
信用してはいけない、
とも言えますね。



この『背景の力』は、世の中の多くの
スピリチュアルジプシーの方々の心に
『救い』をもたらす考えだと思います。


個人のカルマや生まれ育った家庭環境は、
それほど大きな問題にはならないんです。


家庭環境に問題があり、地域環境に恵まれた子と、
家庭には恵まれてるけど、問題のある地域環境に
育った子とでは、


地域環境に恵まれた子の方が、良く育つ、
という統計的なデータもあるのです。


家族よりも、友達や地域からの
影響の方が大きい、ということです。



つまり、カルマに人生を支配する力はなく、
『環境』『状況』を選べば、人生を向上させる
ことができる、
というワケです。


カルマと向き合わないと、自分は前に進めない、

と思い込んでる方はいませんか??



自分は、親との関係が良くなかったから、
こういう人生になってしまってるんだ、


と諦めてしまってる方は??



カルマや『生まれ』に縛られる必要なんてないんです。



自分の人生がうまくいかない『証拠』
過去の人生の中から見つけるよりも、

どうすれば自分の人生を高められるだろう?

と、未来の可能性を探しながら生きればいいんです。



気づいた人は、『いまここ』から
生き方を変えてしまいましょうね^ー^




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コメント

この記事、特に好きです^^
解りやすくって、希望を持てて、
逆にカルマのせいにしたい場合には希望じゃないかもしれないんですが、
でも私は好きだなー。

URL | 梶原しえり #z005x/j2
2013/05/08 18:46 * edit *
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